
会社員やっているとたまに自分はこのままでいいんだろうか…と不安になることありますよね。
社会に出たての頃はほとんどの人が希望をもって社会に出るわけですが私の経験では20代後半くらいになって仕事も一通りできるようになり、自分のキャリアを考えれるくらいに余裕が出てくると特にこういう不安は出てきやすいと思います。
かくいう私も29歳でそれまで働いてきた会社を辞めて全く畑違いの仕事に飛び込みました。
その結果、見事に惨敗をしたわけですがあの時の私に足りていなかったものは何だったんだろう、と40代になった今になって考えてみると20代の頃には見えていなかったものが見えてきました。
今回は今現在転職を考えている人に少し立ち止まって自分を見つめなおす機会になればと記事を書かせていただきます。
転職をする前に考えてほしい4つのこと
・なぜ転職したいのか
・転職してどうなりたいのか
・自分に何ができるのか
・自分は何がしたいのか

なぜ転職をしたいのか

まずなぜ転職したいのか、その理由を自分の中ではっきりさせておく必要があります。
思っていた仕事ができない、給料が安くて将来が不安、人間関係が嫌になった、仕事がキツイ…などいろいろと転職をしたくなる理由があります。
特に転職が頭にちらつきだすと今働いている会社の悪いところばかりを見てしまうようになりがちです。
ですがそんな時は意識して今働いている会社の良いところを思い浮かべてください。
本当に辞めてしまわなければいけないほどの環境でしょうか?
異動願いなどで環境を変える方法は何かないのでしょうか?
転職をして仕事が楽しくなった、待遇が良くなった、自分の時間が増えた、ストレスが減った、そういった話を周りから聞くこともあると思います。
今は昔と違って転職をする際にはサポートしてくれるエージェントがついてくれたりするので状況は良くなっているとは思いますが基本的に人間というのは自分の選択は正しかったと思い込みたがるものです。

本当は転職した職場があまり良くなかったとしてもそれを認めてしまうと自分がおこなった転職という選択が失敗だったということになってしまうからです。
そしてその転職があまりいい結果をもたらさなかったとしても基本的にもう前の職場には戻れませんよね。
もし5年なり10年なり働いてこれたということはきつかったかもしれませんがそれなりにやっていける職場だったということです。
安易に転職をすることはお金やキャリアの面でも精神的な面でもおすすめは出来ません。
ですが転職するなというわけではありません。
体を壊してしまったり心を病んでしまうような職場や40代以降の社員が全くいない会社などは長く働くことは難しいでしょう。
自分の中に今の会社を辞めるに足る明確な理由があるのなら恐れずに転職をすればいいと思います。
転職してどうなりたいのか

辞める理由が明確になれば次は転職してどうなりたいのか、これをはっきりさせておきましょう。
転職した後の自分をイメージしておくことは具体的に転職先を選ぶ際に重要になってきます。
バリバリ働いてしっかり稼ぎたいのか、自分や家族との時間を持てて趣味や娯楽を楽しみたいのか、それとも会社に使われるのではなく自分で稼いでみたいのか。
自分が一体何を求めて転職しようとしているのか自問自答してみてください。
自分が本当に求めていることを理解せずに仕事を変えてしまうとあとで「思っていたのと違う…」「こんなはずじゃなかった…」という事態に陥りかねません。
イメージがはっきりしてくると事項で語る「自分にできる事」「自分に必要な事」がぼんやりわかってくると思います。
自分に何ができるのか

転職後のイメージが固まったら次は自分を分析してみましょう。
自分の持っているスキルや資格、得意な事、苦手な事をピックアップして書き出していきましょう。
持っている資格やこれまでの仕事でやってきたことを文書化しておくことで具体的なアピールポイントが浮かび上がってきます。

これは自分が思っていることだけではなく自分を客観的に、周りの人が自分を見たときにどう感じているのかを第三者目線で見る必要もあります。
なんなら友人や身内に聞いてみてもいいと思います。
文書化し、客観的にみることで自分でも気づいていなかった良いところや悪いところがわかってきます。
ここをしっかりやっておくと面接で相手に自己アピールするときにも役立ちます。
私の場合はここををちゃんと考えていなかったため転職したあとにやらなければならない事と今の自分にできる事とのギャップに苦しむことになります…。
自分は何がしたいのか

転職後のイメージが固まり、自己分析ができたら次は具体的にどんな仕事をしたいのかを考えます。
これまでやったことのない仕事をやってみたいのか、今と同じ仕事内容でスキルアップをしていきたいのか、もっと稼げる仕事をすればいいのか、それとも独立して自分の責任で仕事がしてみたいのか。
イメージした自分に近づくにはどうすればいいのかを上で書きだしたメモを見ながら考えてみましょう。
自分にできる事、できない事、良いところ、悪いところ、が明確になっていると転職する前にできる事や、やっておく事がわかってきます。
自分のやりたい仕事がだんだん絞れて来たらその仕事についてできる限り具体的に調べることをお勧めします。

上でも言いましたが転職活動している時ってどうしても考えが偏ってしまうんですよね。
今いる会社は悪く見えて転職を考えている会社のことはいいところばかりを見てしまいがちになります。
なので身近に希望の仕事に近い仕事をしている人がいれば聞いてみればいいですし、とにかく実際にその業界で働いている人の声を聞いてみてその仕事が本当に自分がしたい仕事なのかどうか、人生の目的へのステップアップにつながるのかどうかを客観的に見てみたほうがいいと思います。
転職サイトでよく目にする「アットホームな職場です!」ではないですがブラック企業ってえてして自分を良く見せよう良く見せようとするので実際に働いている人の声を聞いてみないことには内情がわからないんですよね。
ちなみに私が最初の転職で入った不動産会社は最初の話では一日8時間労働のはずが始まってみると朝は8時に出勤して夜は早くて22時、遅くなると深夜0時まで仕事してました。
社長に飲みにつれていかれると家に帰れるのが午前2時とか3時とか…よく体がもったなぁと今では思います。
まぁ結果出さないと話にならない不動産営業だったので仕方がないといえば仕方がないのですがわかってて転職するのと知らずにいきなりそんな状況になるのとではモチベーションが全然変わってきますからね。

話を戻すとまぁどんな仕事をえらぶにせよ具体的にどんなタイムスケジュールで働いているのかとか募集要項では給料いくらって出てるけど実際中途入社で入った人がどのくらいもらっているのかとか休日はちゃんと休めるのかとかちゃんと入社後にスキルアップできる体制が整っているのかとか実際に入社した後のことを頭の中でシミュレートして下調べをしておいたほうがいいですよ、ということです。
まとめ

以上私がこれまで4回転職してきた中で転職する前にはっきりさせておいたほうがいいんじゃないかなと思うことを述べてきました。
現在では昔と違い、誰でもできるような仕事は業務内容が大変であるにもかかわらず給料は安く、離職率も高くなっています。
目的があって転職するのならいいのですが安易に転職をするとあなたの今後の人生にも悪い影響を与えてしまうので今の仕事を続けたままでできる事、資格を取ったり何かのスキルを磨いたりすることができるのなら先にそれをやっておくのもいいのではないでしょうか。
でも繰り返しますが今の仕事があなたの体や心をむしばむような仕事なら出来るだけはやく考えを整理して自分が楽しく人生を過ごせるような仕事を見つけていただければと思います。
今回のポイント
・なぜ転職したいのか
・転職してどうなりたいのか
・自分に何ができるのか
・自分はなにがしたいのか
